バーチャルオフィスを利用する際に気になるのが
- 何にお金を支払うのか?
- どれくらい費用がかかるのか?
ということではないでしょうか?
そこで今回はバーチャルオフィスの「お金」について紹介します!
料金のおおまかな相場についても触れていますので、ご自身の予算と照らし合わせながらバーチャルオフィスを選ぶ参考にしてください。
支払う料金は3種類

バーチャルオフィスで払う料金は大きく分けて以下の3つに分けられます。
- 基本料金
- 初期費用(登録料・入会料・事務手数料)
- オプション料金
基本料金

基本料金はバーチャルオフィスを利用する際に固定でかかる費用です。以下に大まかな相場感を紹介します。
基本料金 (月額換算) |
相場感 |
---|---|
1,000円以下 | 激安。基本料金以外の料金に注意が必要。 |
1,000円~ 5,000円以下 |
格安。コストパフォーマンスが高いバーチャルオフィス。 |
5,000円~ 1万円以下 |
普通。基本料金の範囲内でサービス内容が充実している。 もしくは地域特化型のバーチャルオフィス。 |
1万円以上 | 高級。バーチャルオフィスの上級プラン。 通常料金では受けられないサービスが受けられることも。 |
バーチャルオフィスごとにいくつかのプランが用意されてて、そのプランごとに基本料金が設定されています。
参考までに、全国展開している大手バーチャルオフィス【ワンストップビジネスセンター】の料金を見てみましょう。
ワンストップビジネスセンターの
基本料金
プラン | 月額(税込) | サービス内容 |
---|---|---|
エコノミー | 5,280円 | 法人登記、郵便転送、会議室利用、他 |
ビジネス | 9,790円 | 法人登記、郵便転送、会議室利用、電話転送、FAX転送、他 |
プレミアム | 1万6280円 | 法人登記、郵便転送、会議室利用、電話転送、FAX転送、電話秘書代行、他 |
エグゼクティブ | 5万4780円 | 法人登記、郵便転送、会議室利用、電話転送、FAX転送、電話秘書代行、HP・会社ロゴ作成(無料)、会議室チケット(12時間分)、他 |
プランによって受けられるサービスの範囲が決まっていて、それによって月額料金が変化しているのが分かりますね。
支払期間と割引価格
料金の決済期間は、
- 月額払い(毎月支払い)
- 半年払い(6カ月ごと)
- 年間分一括払い(12カ月ごと)
のいずれかで支払います。
バーチャルオフィスの中には半年から1年分をまとめて支払うと、それだけ割引価格が適用されることもあります。
バーチャルオフィスの広告の中には、
月額〇〇円~!
と月額料金を表記していることが多いです。
しかし、よくよく見ると補足として、
「※年間支払い(12カ月分)の場合」
と書かれていることもあります。つまり月額換算の料金を表記しているのです。
実際に支払うのは年に1回で
表記金額 × 12カ月分
というケースが少なくありません。バーチャルオフィスを選ぶ際は支払い日がいつなのかも含めて検討しましょう。
初期費用

初期費用とは、バーチャルオフィスを契約した際の初回のみにかかる費用のことです。
- 入会料
- 保証料
- 事務手数料
- デポジット
など、呼称はさまざまありますが、初回のみにかかる費用で、次回の更新日に料金は発生しません。
以下には、参考として主要バーチャルオフィスの初期費用をまとめました。さらに詳しく知りたい方は、ロゴをクリック・タッチするとサイト内の詳細ページへ移動します。
バーチャルオフィス | 初期費用 |
---|---|
初期費用なし! | |
初期費用なし! | |
![]() |
初期費用なし! |
入会金 3,300円 事務手数料 550円合計:3,850円 |
|
入会金 5,500円 +デポジット |
|
入会金 5,500円 | |
入会金 5,500円 +デポジット |
|
入会金 5,500円 +デポジット |
|
入会金 5,500円 +デポジット(任意) |
|
保証金 5,000円 入会金 5,500円合計:10,500円 |
|
初期費用:1万780円 | |
入会金 5,500円~19,800円 ※プランや地域により変動 |
|
入会金 1万6,500円 保証料 3万円合計:4万6500円 |
初期費用はバーチャルオフィスによって価格はさまざまで、中には初期費用だけで数万円になることもあるのが分かりますね?
初回は基本料金と合わせて初期費用がかかることを忘れないようにしましょう。
中には「デポジット」という預り金を支払うバーチャルオフィスもあるので注意が必要です。郵便物の転送費用や電話転送料金がデポジットから引かれます。

オプション料金

オプション料金とは、バーチャルオフィスの標準サービスとは別に、オフィス機能を追加する際に発生する料金です。
参考までに豊富なオプションが特徴のレゾナンスを見てみましょう。
オプション名 | 月額料金&概要 |
---|---|
郵便物都度転送 | 1,100円/月 届いた郵便物を即日発送してもらえます。 |
プライベートロッカー | 3,300円/月 書類、ノートパソコン、定款、社印、などを保管できるロッカーが借りられます。 |
転送電話 (着信のみ) |
2,200円/月 指定の転送先電話番号に24時間転送されます。通話料は自分持ち。 |
貸出し番号発着信 (発信及び着信) |
4,400円/月 固定電話番号(03、045、050など)を貸し出してくれて、相手に通知することができます。 |
電話秘書代行 | 4,400円/月 オペレーターがあなたに代わって電話対応してくれます。 |
電話秘書代行内線取次 | 3,300円/月 オペレーターが電話を指定の連絡先に取り次いでくれます。 |
共有FAX | 550円/月 共用のFAXを利用することが可能です。 受信料:1枚10円 転送費:1枚100円 ※デポジットより差し引き |
専用FAX | 1,100円/月 あなた専用のFAX番号が借りられます。 受信料:1枚10円 転送費:1枚100円 ※デポジットより差し引き |
フリーダイヤル | 4,400円/月 0120もしくは0800の番号を取得できます。 |
報告オプション | 550円/月 電話秘書代行の内容を電話で知らせてくれます。 |
屋号追加 | 週1転送プランの方:月額1,650円 月1転送プランの方:月額990円 郵便物のお受取に屋号を追加できます。(1つのみ可能) |
オプションの料金はバーチャルオフィスごとに価格設定がバラバラです。また、郵便物転送サービスでは、別途転送費用がかかることもあるので、各々で確認するようにしましょう。
オプションを追加するとそれだけ充実したサービスが受けられる半面、支払う料金も膨れ上がるので注意が必要です。
バーチャルオフィスの料金を安く抑えるコツ

バーチャルオフィスを利用するならできる限りコストを抑えたいものです。そこでここからはバーチャルオフィスの料金を安く抑えるコツを紹介します。
- 適切なプランを選ぶ
- 「年間払い(一年分一括払い)」を選ぶ
- オプションを見直す
- 必要に応じて外部サービスを利用する
- 別のバーチャルオフィスに乗り換える
ただし、バーチャルオフィスは料金の高い安いだけで選ぶべきではありません。そのバーチャルオフィスごとに強みとなるサービスがあり、あなたのビジネスにマッチしたものを選ぶことが何より重要です。
ここで紹介する内容はあくまで参考程度に考えてください。
①適切なプランを選ぶ
バーチャルオフィスはプランごとに固定の基本料金があります。まずはプランのサービス内容が自分のビジネスにマッチしているかを確認しましょう。
例えば、郵便物転送サービスはプランの料金に影響を与えやすいサービスです。バーチャルオフィスの住所に届いた郵便物を自宅などの指定住所に送り返してくれるサービスで、その転送頻度によって料金が変化します。
参考としてGMOオフィスサポートの料金を見てみましょう。
転送なしプラン:660円/月
※12カ月分:7,920円
月1転送プラン:1,650円/月
※12カ月分:1万9800円
隔週転送プラン:2,200円/月
※12カ月分:2万6400円
週1転送プラン:2,750円/月
※12カ月分:3万3000円
★支払いは年間(12カ月)契約の一括払い
\\初めてのVオフィスにもおすすめ!//
見てわかるようにどのくらいの頻度で転送するかでプランの料金が変わります。転送の頻度が多ければそれだけ料金も高くなっていきます。
もしもビジネスをする上で郵便物がそれほど多くないのであれば、郵便物の頻度が少ないプランを中心に検討すると良いでしょう。
②「年間払い(一年分一括払い)」を選ぶ
バーチャルオフィスの決済期間は、
- 月額払い(毎月支払い)
- 半年払い(6カ月ごと)
- 年間分一括払い(12カ月ごと)
のいずれかで支払います。
バーチャルオフィスの中には半年から1年分をまとめて支払うと、それだけ割引価格が適用されることもあります。
例えば、レゾナンスは1年払いにすると、月額で支払うよりも年間で2万円近くお得になります。
毎月支払い | 1年払い |
---|---|
月額料金3,300円 年間:39,600円 |
郵便物週一転送プラン 利用料金 19,800円 (月額換算1,650円) |
※週1回郵便物転送プランの場合
毎月支払うよりも、1年分をまとめて支払うほうが年間で見ると通常より19,800円もお得。年間費用を2分の1に減らせる。
\\カスタマイズできる万能オフィス//
ビジネスは長期戦になることがほとんどなので、年間契約を基本に考えるようにしましょう。
③オプションを見直す
バーチャルオフィスで全体の料金に大きく影響するのが追加オプションにかかる料金です。一つ一つのオプション料金は数千円ですが、年間で見ると数万にふくれあがります。
ほとんどのバーチャルオフィスでは、標準サービスとは別に魅力的なオプションを用意しています。そうするとついつい、
と必要以上にオプションを追加してしまいます。
最初は本当に必要なものだけにしておいて、実際にビジネスを始めてみてからオプションを追加するかどうか検討してみましょう。
④必要に応じて外部サービスを利用する
オプションサービスを追加する以外の選択肢として、外部サービスを利用することもできます。バーチャルオフィス内のオプションだと割高なのが、外部サービスだと安く抑えられることも少なくありません。
例えば、スマートフォンへの電話転送サービスは、月額で4,000円近くのオプション料金がかかりますが、以下のような外部の電話転送サービスであれば、月額1,000円前後で利用できます。

基本料金 | 月額980円(税別) ※10分通話料無料プランは月額1,000円(税別) |
---|---|
初期費用 | 5,000円(税別) |
通話料 | アプリからの発信:20円/30秒 専用IP電話機、宅内機器からの発信:市外局番宛 8円/3分、その他携帯宛など 17.5円/1分 |
他にもFAXやホームページ制作など、外部サービスも比較しながら選ぶと良いでしょう。
ただし、その場合は請求書が煩雑になるため、会計が少し複雑になる点は注意してください。
⑤別のバーチャルオフィスに乗り換える
トータルでコストパフォーマンスを高めるなら、思い切ってバーチャルオフィス自体を変えることも念頭に置きましょう。
住所変更や再契約などの手間はありますが、長期的に見ると数十万円の差が出るケースもあるので積極的に検討しましょう。
特にビジネスを進めていくと、
- 事業規模が大きくなって今のバーチャルオフィスでは不便になってきた
- 事業内容とバーチャルオフィスの機能がマッチしない
など、実際に利用していく中で気付けることもあります。
オプションを追加して不足部分を補うこともできますが、バーチャルオフィス自体を変えることでコストを抑えながら問題を改善できるケースも少なくありません。
総合的に見て乗り換えが良いこともあるので、他のバーチャルオフィスもチェックしてみましょう。
以下の記事では、「初めてのバーチャルオフィス」はもちろん、「乗り換えにおすすめなバーチャルオフィス」についても少し触れていますので、参考にしてみてください!

