デポジットとは?
デポジットとは、「保証金」「(一時的な)預り金」を意味する言葉です。
一般的には費用などの未払いを防止する目的で事前に支払っておく料金で、問題がなければデポジットは退会時などに返金されます。
しかし、バーチャルオフィスで言うデポジットにはそれとは別の目的があるので注意が必要です。
手数料などをデポジットから引いていく
バーチャルオフィスでいう「デポジット」とは、諸々の手数料を差し引いていくための預り金を指します。
代表的なものに、
- 郵便物の転送にかかる作業料や送料
- 電話転送にかかる通話料
- 電話代行にかかる手数料
があります。
例えば、バーチャルオフィスの住所に届いた荷物をあなたが指定した住所に転送する際、200円の手数料が発生する場合は、あらかじめ支払ったデポジットから引かれます。
デポジットは5,000円~1万円が相場です。自分で任意に決めるケースもあり、支払いはクレジットカードなどが用いられることも多いです。
保証金とは別の意味を持つ場合もあり
バーチャルオフィスによっては、デポジットと保証金を別物として扱う場合があります。
- デポジットは、先に説明したように郵便物転送料金や電話転送料金に充当されるお金です。
- 保証金は、賃貸オフィスでいうところの敷金に近いニュアンスで、解約時に返金されます。
どちらもバーチャルオフィスの初期費用で提示されるものなので、契約前に意識してチェックしておくと良いでしょう。
デポジットがないバーチャルオフィスもある
もちろんデポジットがないバーチャルオフィスも存在します。
その場合は以下のような対応が考えられます。
- 郵便物の転送にかかる送料は着払いにする
- 郵便物の転送費用も想定した料金設定にしている
ちなみに、月額料金が極端に安いバーチャルオフィスには、このデポジット制を採用しているところが少なくありません。
月額が格安だからと思って契約したけど、ふたを開けてみたらデポジットの負担が多くなるということも考えられます。
そのため、デポジットの料金も含めたトータルの費用で比較検討することが大切です。
まとめ~初期費用にデポジットがないか確認~
デポジットが大きく負担になるケースは少ないですが、郵便物の転送や電話転送・代行を多く利用する場合はそれだけデポジットの料金が膨れ上がることも考えられます。
ご自身のビジネスでデポジットが負担になる可能性があるなら、デポジット制を採用していないバーチャルオフィスを中心に探すことも考えましょう。
料金詳細を確認して、初期費用の中に
- 「保証金」
- 「預り金」
- 「デポジット」
という項目があれば、必ずその内容も調べるようにしましょう。